谷風は晴れの郷土入りをした際、自分の出世を見ずに世を去った母の墓前に詣で、薬師堂へもお礼参りをした。そして亡き母が満願の日、牛に見たという大石を感慨深げに眺めつつ、「おかげで谷風は、このように力持ちになりました」と傍にあった石を右足で踏みつけたところ、足跡がへこんだという。これが谷風誉れの足型石である。