毘沙門天像
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宮城県指定重要文化財

毘沙門天立像

カヤ材 鎌倉時代

 仏法を守護し国家を護持する有力な神である毘沙門天は、四天王の中の多聞天と同一視する場合が多いが、特に、北方を守り福徳を与える独自の仏像として、東北地方では篤い信仰を集めてきた。陸奥国分寺の本尊である薬師如来の前に、不動明王と共に力強く立つ様は、みちのくの人々にことさら安堵の心をもたらすことになった。
 須弥山に住み、右手に三叉戟(げき)を上げ、左手に宝塔を持ち、甲冒を身にまとって、十二神将をはじめ多くの夜叉を引き連れて活躍すると伝えられている。対になる不動明王像と同じく、顔から胴までの主要部は一木で造っている。